【PICK UP】 HIGHLIFE★HEAVEN vol.5
2016.09.01.Thu西アフリカ発のポピュラー・ミュージック、ハイライフを中心にアフリカン・ミュージックについてお伝えする本連載の5回目!!
こんにちは!
本連載の3回目で筆を取らせて頂いた三橋です。
先日、幕張で開催された“ホステス・クラブ・オールナイター”というイベントに行ってきました。“オールナイター”ということで、夜通しバンドが演奏を繰り広げるイベントでその規模の大きさ、出演するバンドの豪華さがなんとも魅力的。ヘッド・ライナーはオルタナ番長ダイナソーJr.と、エクスペリメンタルとポップを繋ぐ存在とも言われるアニマル・コレクティヴの2組でインディ・ファンにはたまらないラインナップでした。
そのイベント後、なんとなくアニマル・コレクティヴの存在が気になって昔聴いていたアルバムを引っ張り出したらこれがビックリ。
様々な音色の組み合わせと、MVからサイケデリックで色彩感豊かなインディ・バンドと思いがちですが、このつんのめったような訛りのあるリズム感覚はどうもアフリカの音楽を通ってそうだな・・・と調べてみるとメンバーの一人のお気に入りとしてガーナを代表するこのバンドが。
各パートが織りなすリズムが一つグルーヴを形成する重厚感や浮遊感のあるコーラス・ワーク、メロディといったものが彼らの音楽的DNAの中に入っているように感じられます。
アニマル・コレクティヴに限らず、過去の偉大なバンドにもアフリカ音楽の影響を感じさせる人たちがいて、こちらは有名すぎるほど有名ですが改めて一度でもアフリカ音楽を通った耳で聴きなおすと納得や発見があって非常に面白いです。
面白いのは、3回目に挙げたマリのレイル・バンドのアフロ・ファンク・ナンバーもそうですがファンクネスを追い求めていくと所謂コード進行が無くなるところかと思います。一つのコードを繰り返し、その繰り返しの中で生まれてくるグルーヴの中でリズムを楽しむ。
ファンクというキーワードで忘れてはいけないバンドがベナンのオルケストラ・ポリリズモ。途方もないほどのリリース量を誇り、歌手のバック・バンドとしてもリリースがあるので完全なディスコ・グラフィーを見ることができる日は果たして来るのか・・・日本でも編集盤が多数リリースされているのでアクセスし易いところも嬉しいです。上記は強烈すぎるほど強烈なファンク・ナンバー(映像の最後に出てくるバンド・ロゴもカッコイイ!)。
やはりコード進行は無く、グルーヴやリズムを楽しむ音楽かと思います。
こういった、コード進行が無く、グルーヴを楽しむ音楽といって想像できるのはアフリカの民族音楽。
アフリカの民族音楽にはファンクの源流であったり、ヒントが隠されているのではないか・・・というお話はまた
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