【SKAViLLE JAPAN Special Feature vol.2 】HEPCAT インタビュー

2023.09.05.Tue

SKAViLLE JAPAN2023 ~Club Citta’ 35th Anniversary Special~』の開催までいよいよ約1ヶ月! SKAViLLE JAPANの特集企画「Special Feature」のVol.2は、「HEPCAT」!!LAレコーディングなどで親交がある「RUDE BONES」から「Chibamatt」にインタビューしてもらいました!

奇跡の来日が決定したUS西海岸のスカ・レジェンドのHEPCAT。結成当初からの中心メンバーであるキーボードのDestonにインタビューしました。「have a good time, and try to have fun(楽しい時間を過ごして、楽しむことを心がけよう)」シンプルな言葉だけどすごく大事な事も話してくれました! Text: Chibamatt (RUDE BONES)

・まずは御礼を改めて言いたいんだけど、RUDE BONESで2000年にLAレコーディングした時にGregとDestonに参加してもらいました。作品もとても良い感じになったし、一緒に食事したり素晴らしい時間を過ごせてたと思っています、ありがとうございました。あの時の事は憶えていますか?
レコーディング・セッションのことは覚えているよ。 その年とその次の年(2001年)は、個人的には人生の中でとてもつらい時期だった。 HEPCATはバンド活動を休止していたし、僕はほとんど音楽を演奏していなかった…だからレコーディング・セッションはとってもタフだったけれど、Rude Bonesが与えてくれた仕事にベストを尽くしたよ。

・最近のHEPCATの活動について教えてくれますか?
最近の活動としては、まず今年2月のバレンタイン・デーのショーでTHE AGGROLITESロジャー・リヴァスジェシー・ワグナーに手伝ってもらったショウがあった。そして、B面にロジャー・リヴァスをフィーチャーした未発表曲「7 Years Of Plenty (7 Years Of Version)」が7インチでリリースされたんだ。 ギタリストのリノ・トゥルヒーヨが2006年に書いた曲なんだ。 2007年に他界したオリジナル・ベーシストのデイヴ・フエンテスもこの曲に参加している。 それから数ヵ月後、僕らはラスベガスでパンク・ロック・ボウリングに出演し、その後6月にはザ・インターラプターズといくつかのショーを行った。そして今、10月に日本に行って、素晴らしいスカ・ファンのために演奏する準備をしているところだ。僕らの多くは何年も前から日本で演奏したいと思っていたから、待ちきれないよ。

・昨年2022年にリリースされた「7 Years Of Plenty」に続き、今度は日本限定として7インチシングル「Lonesome / Rocksteady New Year」がリリースされますが、この2曲を選んだ理由を教えてください。
Lonesome」は、ライブでよく演奏していた古いカバー曲だけれど、これまでレコーディングされることはなかったから、今回新録したんだ。「Rocksteady New Year』は、ライブでたまに演奏するオリジナル曲で、2006年に作った未発表曲の伝統を引き継いでいる。

PARKING LOT SOUNDS · PLS-022 HEPCAT

・1989年に結成されてから34年経ちますが、結成の経緯について教えてください。
そう、基本的には1989年の終わりから1990年の初めにかけての結成だね。 長いね。 どうしてまだバンドをやっているのかわからないよ。 HEPCATは、イギリスのUKスタイル(ザ・スペシャルズなど)や以前のアメリカのスカ、レゲエ、サウンド(フィッシュボーン、アンタッチャブルなど)よりも、もっと古いトラディショナルなジャマイカのスタイルに基づいた音楽を作ろうと考えて結成されたんだ。 僕らはスペシャルズ、ザ・ビート、フィッシュボーンなど…そういうバンドのファンだったし、今でもファンなんだ…でも、当時の僕らの時代には、そういうサウンドを模倣しようとする他のバンドが多すぎると感じていたから、ジャマイカの影響を受けたオリジナルとは違う道を歩んだんだ。 バンド結成当初からのオリジナル・メンバーで、現在も活動しているのは、デストン・ベリー(キー)、グレッグ・ナーバス(ドラマー)、リノ・トゥルヒーヨ(ギター)、アレックス・デザート(ヴォーカル)、グレッグ・リー(ヴォーカル)

・結成当初からスカやレゲエを演奏していた?HEPCATの音楽の影響、それからスカやレゲエといったジャンルを選んだ理由を教えてください。
僕らは、最初に演奏した音楽のジャンルやスタイルにとどまろうとしてきた……それは多かれ少なかれ事実だけど、バンドの歴史を通して、止まったりした時期もあった。 メンバーによって好きな音楽が違うので、バンドが影響を受けた音楽はとても多い。 主に古い音楽やレトロな音楽が多い。 だから、この質問に対する答えはメンバーによって多少違ってくる。 僕自身は、スカタライツザ・ウェイラーズ、初期のロックステディ、初期のレゲエ、サルサ、マンボ、ボサノバ、ブガロ、古いジャズ、古い60年代のソウル、スタックス、50年代のR&Bなどなど。 レトロなものなら何でも。
なぜスカを始めたのか? については、オリジナル・メンバーはみんな、高校時代や社会人になって間もない頃にスカが好きだった友達だったと思う。
それにアレックスが90年代にロサンゼルスに引っ越してきて、僕たちは彼と出会い、グレッグ・ナーヴァスという当時僕たちが知っていた中で唯一古いスカのドラミングに似たサウンドを叩き出すドラマーとも出会ったんだ。 どんどん上達しようとした。カヴァー曲の代わりに自分たちの曲を作ったりね。基本的には、自分たちが聴いた音楽を作れるかどうか…あるいはそれに近いものを作れるかどうかを確かめるためにね。 それに、友達と一緒にバンドをやるのが本当に楽しかったから。 みんな若かったし、何も知らなかったしね。

・これまでのキャリアで、特に影響を受けたアーティストやバンドは誰ですか?
どのバンドやアーティストにも当てはめることができないから、答えるのはとても難しい質問だね。 HEPCATの初期の頃は、ザ・ウェイラーズがスカや初期のレゲエをやっていた頃のヴォーカルかな。 デスモンド・デッカーエーシズなど…でも、たくさんありすぎて選べない。 トミー・マクック、ローランド・アルファンソなどのアレンジ。 リン・テイト、アーネスト・ラングリンなど…僕はバンドやアーティストなどに夢中になる時期を経て、また何かに夢中になる。 ジャオ・ジルベルト、アストリッド・ジルベルト、ホルヘ・ベン、アントニオ・カルロス・ジョビン…等々。 ラロ・シフリン...etc. (The Man From Thrush)。

・自分はRUDE BONESで1998年にニューヨークにライブツアーで行った時にHEPCATのSHOWを初めて見る事が出来て更に好きになりました。SHOWを見ているとすごく楽しくHAPPYな気持ちになれるんだけど、ライブパフォーマンスにおいて大切にしていることはありますか?
「楽しい時間を過ごして、楽しむことを心がけよう」
僕は自分たちのパフォーマンスに対して批判的になりすぎることがあるので、今日までバンド仲間から常に言われていることなんだ。

・曲作りやアルバム制作、ライブツアーなどで直面した困難や克服したエピソードがあれば教えていただけますか?
そうだね。 音楽を作ったり、書いたり、ショーをしたり、ツアーをしたり……困難な時は常にある。 その中には個人的な話もあって、共有することはできないけど、できる限りそれを乗り越えて、前進し続けなければならないんだね。

・一時期、スカバンドは飽和状態で厳しい時期があったと聞いています。今はそれほど厳しい状況ではない印象ですが、今のアメリカのスカ、スカパンクシーンはどのような状況ですか?
僕自身は、自分のバンド以外では、この質問にきちんと答えることができないかな。 僕らにとっては良いこともあったけれど、メンバーが家庭を持ったり、何人かは本業があったり、年を取ったり、そういうこともあって、今でも十分には演奏できていない。 でも、34年経ってもHEPCATとして演奏することを求められるのだから、文句は言えない。

・僕らRUDE BONESは今年で30周年を迎えています。長く活動しているといろいろ困難もあったと思うけど、HEPCATが長く続けられている理由は何かありますか?
30周年おめでとう! HEPCATにとって…それは純粋に幸運なことで、僕らは毎日、神、そして僕らをずっと支えてくれたファンに感謝している。 とても、幸運だね。

・HEPCATは初来日になりますが、日本についてはどのような印象を持ってますか?
アメリカと違い日本のディズニーランドは大人向けなんだね!(笑)  2019年に休暇で行ったのだけど、僕が今まで行った中で最も好きな国のひとつなんだ。90年代の大学時代、日本から来たルームメイトがいた…彼らはいつも僕にとても親切で、とてもフレンドリーだった…それ以来、日本に行ってみたいと思っていた。それから何年も経って、2019年の桜の季節に休暇で行った。 (2020年のパンデミックの1年前)。日本人の人柄に惚れ込んだよ。

・RUDE BONESでアメリカにまたライブで行ける時があったら、HEPCATと一緒にやりたいと思ってます。また一緒にやってください!
実現させよう! ぜひアメリカに来てよ!

・日本にもたくさんのHEPCATファンがいます。日本のファンにメッセージをいただけますか?
何年も辛抱強く来日を待っていてくれてありがとう。 Arigato-Gozaimasu! ついに実現したんだ。 遅くなってしまって本当に申し訳ないのですが、もしご都合がつくようでしたら、ぜひ僕らに会いに来て欲しいんだ。 僕らの日本語はそんなに上手ではないけれど、音楽が僕らの世界共通の翻訳機となって、皆さんに理解してもらい、楽しんでもらい、素晴らしい時間を過ごしてもらいたいと思っているよ!

(HEPCAT JAPAN TOUR 2023 SCHEDULE)
10/7(土) SKAViLLE JAPAN 2023 ~ Club City’ 35th Anniversary Special~ @ CITTA’
10/8(日) 単独公演 @ 新代田Fever

———————————
(NEW RELEASE)
HEPCATから日本のファンに歓喜の贈り物!コレクター&セレクターマストの日本限定7インチが来日記念盤として10/6(金)に発売!!

■Artist : HEPCAT
■Title : A-side  Lonesome / B-side Rocksteady New Year
■Label : PARKING LOT SOUNDS
■cat no. : PLS-022
■販売価格 : 1,870円 (税込)
■発売日 : 2023年10月6日(金)
■フォーマット: 限定7インチシングル
■ご予約はこちら/ https://shop.pls.tokyo/items/76861490

PLS限定 7インチ+ロングスリーブTシャツセットも発売!!
HIROSHI BROWNデザインの受注限定ロングスリーブTシャツセット! ぜひ、ゲットして来日ライブにご参加ください!

  • ダミー
  • ダミー

■商品名 : HEPCAT 7インチ+ロングスリーブTシャツセット
■ロングスリーブTシャツ詳細
ボディ: ユナイテッドアスレイ 5.6オンス ロングスリーブ Tシャツ(1.6インチリブ)
カラー: ホワイト
サイズ: S / M / L / XL
■定価 : 5,000円(税込)
■受注終了日 : 9月21日(木) 23:59 まで
■発売日 : 2023年10月6日(金)
■ご予約はこちら:https://shop.pls.tokyo/items/76862163

(HEPCAT JAPAN TOUR 2023 SCHEDULE)
10/7(土) SKAViLLE JAPAN 2023 ~ Club City’ 35th Anniversary Special~ @ CITTA’
10/8(日) 単独公演 @ 新代田Fever

SKAViLLE JAPAN 2023  ~ CLUB CITTA’35th ANNIVERSARY SPECIAL~
公演日 : 10/7(土)
会場: CLUB CITTA’
OPEN / START:14:00 / 14:30
料金:前売¥5,000 当日¥5,500 入場時1ドリンク代 600円が別途必要

ARTISTS:
Oi-SKALL MATES
RUDE BONES
BLUE BEAT PLAYERS

HEPCAT (US)
AGE OF KID
COPA SALVO
The DROPS
THE REDEMPTION
THE RUDE PRESSURES
SKA FREAKS

DJ:
DEF FOUNDATIONS
BOBO ( CLUB SKA / UP& UP )
Ippei ( VERSION CITY / 4REBELS )
OHJIRO ( ZIPLOC )

MC:
Bana a.k.a. Daddy B

(TICKET)
・一般発売:2023年7月29日(土) 10:00~


プレイガイド
チケットぴあ : https://w.pia.jp/t/skavillejapan23/(Pコード:246-575)

e+ : https://eplus.jp/skavillejapan2023/

ローソンチケット: https://l-tike.com/skavillejapan/ (Lコード:72587)

企画・制作:SKAViLLE JAPAN / Truckin’ LLC
主催 : UM Music. Ltd
INFO : CLUB CITTA 044-246-8888
—-

HEPCAT JAPAN TOUR 2023
10月8日(日) @ 新代田FEVER
Open/ Star 18:00 / 18:30
Ticket : ad ¥6,500 door ¥7,000 (共にドリンク別)

(BAND)
HEPCAT (US)
Tropicos

(DJ)
DR. IHARA (CLUB SKA)
HIROSHI BROWN (RUDE BONES / HOUSE OF BEATZ / VERSION CITY)


(TICKET)
・一般発売:2023年8月12日(土) 10:00~
e+ イープラス :  https://eplus.jp/sf/detail/3925650001-P0030001
ローソンチケット (Lコード 70063)
 / http://l-tike.com

(INFO)
新代田FEVER 03-6304-7899

2023.09.05.Tue

New Release

ページトップへ