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【PICK UP】万感記 (ロンドンとレコードとエトセトラ) vol.7

2017.01.31.Tue

the 9MILESを中心に今年新たに立ち上げたVANCAN MUSIC。昨年は、レーベル企画やthe 9MILESの新作のリリースなど様々な動きを魅せましたが、今年も3月19日に行われる企画を行うなど精力的に活動予定です!そして、RAS TARO(CLUB SKA)氏の今年1回目のコラムが到着! 今年もVancan Musicをぜひチェックして下さい!!

インターネットで、London Reggae Record Shops と検索すると、Peoples Sound Records, Supertone Records, LionVibes とでてきた。
どれも僕がロンドンにいた30年前には無かったレコード店だ。
特段ロンドンに限ったことではなく、東京だって30年前から続いているレコード店の方が少ないだろう。
ロンドンは歴史と革新が融合した都市だが、景観は高層ビルが少なく、伝統的な古い建築物によって美しい街並みとなっている。移り変わりの激しい東京と比べ、ロンドンなら多少なりとも違うだろうと思っていたが、3店舗ともに行ったことがないとは、それだけの時が経っているということだ。
そう思いインターネットでさらに表示をクリックすると、Honest Jon’s, Reckless Records, Peckings Records,が表示された。
どれも懐かしい名前であり、一気に時間が縮んだようだ。

他には、Sounds Of The Universeもあった。
これは、Soul Jazzレーベルが運営するレコード店だが、僕がいた時は、日曜日の昼間にCamdenのDingwallsで行われていた、Giles PetersonのTalking Loud & Saying Somethingというイベントの片隅でダンボール1箱でひっそりと営業?!していた。

  • ダミー
  • ダミー
  • ダミー

それからしばらくしてDingwallsのすぐ近くの2階でSoul Jazz Recordsとしてレコード店をオープンさせた。
当時は、ジャズ、ファンク、ラテン等が中心でレゲエのレコードは扱っていなかったと記憶している。それが今では、Studio One を中心に独特のセンスを持つレゲエのレーベルとしてもお馴染みだ。
サンデーアフターとして開催されたこのイベントは、様々な人種の人が集まる最高にエキサイティングなパーティーだった。
一時期は、このイベントで音楽とビールに酔いそのままCamden のレコード店巡りをするのが日課となっていた。他にCamden には、Soul II Soul の経営するショップがありレコードも置いてあった。

さらに検索すると、どうやら現在も営業している店の方が少ないようだ。Daddy Kool 然り、Vinyl Solution, Pop Beat, Quaff Records, その他名前を忘れてしまったレコード店は沢山ある。マーケットの露店は名前なんてないも同然だった。
今と違い極端に情報の少なかったあの時代、如何に安く良いレコードに出会えるか、足で稼ぎ、試聴するレコードを絞るのに悩んだ。
良い時もあれば、ダメな時もあったけど、常にワクワク期待を膨らませながら色々なレコード店に通っていた。


【イベント情報】

~渋谷HOME 9th ANNIVERSARY!?~
VANCAN presents
万感の想いをこめて Vol.12
2017/3/19 (sun)
Open/ Start 18:00/18:30
Ticket ad/ ¥2,000 door /¥2,300 (ドリンク別)
【BAND】
[Guest band]Vocal:伊勢 浩和(THE SKA FLAMES/Uncaba Authentic Band)
Guitar:富永 寛之(ブルームーンカルテット)
Cornet:黄 啓傑 (ブルームーンカルテット)

TORU SHIGAKI (THE SKA FLAMES)
THE 9MILES

【Special guest】
Mighty Massa

【DJ】
RAS TARO(CLUB SKA)
KAWAME
VOW(a&family)

【TICKET】
VANCAN予約/ vancanmusicinc@gmail.com
イープラス

万感の想いを込めて vol.10 (表面)

2017.01.31.Tue

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