【PICK UP】THE REDEMPTION & THREE MINUTE MOVIE presents 『SUNRISE』イベントレポ

2019.12.26.Thu

THE REDEMPTION & THREE MINUTE MOVIE の共同企画「SUNRISE」が大盛況で終了!Vol.2も開催予定ということなので、お楽しみに! 当日の熱いイベントの模様をThe Redemptionにレポしてもらいました! (BAND PHOTO BY TEPPEI MIKI)

12月21日に東京・下北沢Basement BarでTHE REDEMPTION & THREE MINUTE MOVIE の共同企画ライブイベント「SUNRISE」が行われた。

不定期で開催しているTHREE MINUTE MOVIE(以下3MM)主催の「WONDER BEER」と THE REDEMPTION(以下RD)主催の「ROUGH DANCE CONVENTION」。今回は3MMのNABE(Vo)とRDのTSUDA(Ba)というそれぞれのシーンを長年牽引した2人の構想によるPUNKとREGGAEをコンセプトにしたイベントとし、3MMがPUNKサイド、RDがREGGAE・SKAがサイドでお互いのシーンで活躍しているDJ・バンドが集まり熱いプレイを繰り広げた。

開場と共にフロアにはselector集団であり都内でSKAイベントを企画している「Rudie Can’t Fail」からDJ Hachiによるプレイが始まった。
Rudie Can’t Fail と言えば、言わずもがなTHE CLASHの名曲である。その名の通りSKAに捉われないセレクトは双方の観客の空気を一つにしていく。
続いてDJ YUICHI(99% is SHIT)のプレイに切り替わる。自らもイベントを企画し3MMを招集する一方で3MMのREN(Ba)とは共に同じDJイベントでプレイをする間柄でもある。YUICHIの通好みだが気持ちの良いPUNKナンバーのセレクトによりライブが始まる。

トップバッターには、3MMサイドとして「LITTERS」が登場。2ndシングルの「Dirty crunchy」で勢いよくライブを始める。カナ(Vo)のキュートなビジュアルとは裏腹な客に媚びない歌声とギタープレイが、恐らく初めて見るであろう観客の心を掴んでいく。ライブ中盤には3MMへの感謝のMCに続き、昨年発売した3MMとLITTERSのsplit 7インチから「REMISSION」を披露。そしてUSの女性パワーポップバンドthe SHIVVERSのカバー「Teen Line」、最後は3MMとのsplit7インチからもう1曲「Breaking Down」と会場のコアなファンを沸かせた。

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2番手にはRDサイドとして「Rollings」が登場。Martha and the Vandellasのカバー「Heat wave」で始まると結成から23年間、ブレる事のないネオスカ、2toneスタイルを届けた。トロンボーンのショウコ(ex.THE SPYMAKER)が加わり1年を過ぎたがプレイの厚みだけではなく、ステージのスパイスとなる色っぽさが増したダンスと観客を煽っていく。
ライブ中盤には新曲を挟み、1st full albumから「Murder life」、最後は1st mini albumからライブの定番曲であり、これぞRollingsな「gone with the smell」でステージを締めくくった。

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3番手に主催のTHREE MINUTE MOVIEが登場すると、前方は長年のメロディックパンクファンで埋め尽くされた。4thアルバムから「BEAT OF COFUSION 」でライブを開始し、6枚目のアルバムから「NIGHT ON THE WHISKY TRAIN」を披露した。この曲はVo.NABEのギター、Ba.REN、そしてDr.カジワラのシンプルだが印象深い音が重なっていくが、ここに今年から加わったMasa(The urchin, Sea of time)のギターとコーラスラインが重なる事で、更にメロディアスな曲へとパワーアップした演奏を会場に駆けつけた多くのオーディエンスに見せつけた。
『SUNRISE』はBa.RENが名付けた。日の出、前向き、未来を感じる、そして、このイベントがこれからも続けれたらいいなと言う願いを込めたらしい。加えて単語一発で覚えやすく、Tom Robinson BandのRising Free、BigStarとかNolahJonesの曲からのインスパイアされた部分もあるそうだ。
その後、新曲を披露した後、ラストはライブの定番曲でもある「WHY DON’T YOU DANCE?」で締めくったかと思いきや、鳴り止まないコールに出迎えられ、再度登場。NABEが「最後はKirsty MacCollのカバーをします」と言うと会場からはすかさずこの時期という事で「クリスマスの曲だろ」とThe PoguesとKirsty MacCollによるイギリスの定番クリスマスソング「Fairytale Of New York」を予想する声が。
その中NABEが「クリスマスの曲じゃないんだよ』という、してやったりの顔と共にアンコールとして2ndアルバムから「Halloween」を熱演し会場を大いに沸かせて終了した。

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ラストを飾ったのは3MMと共に今回の企画者であるTHE REDEMPTION
NOSE(Vo)が出演者、観客への感謝の気持ちを伝え、新曲の「pressure」/REGGAE・DUB色の強い楽曲からスタート。中盤には観客のクラップを交えるライブの定番ナンバー「HORNS OF PEACE 」に続き、Tsudaが「今日はSpecialゲストとして、とても可愛くてカッコいいレゲエシンガーを呼びました」という紹介とともにステージにレゲエクイーンのERIKA CRYMSONが登場すると、観客からは沢山の”可愛いコール”が。一夜限りのSpecialセッションでは、ERIKA CRYMSONのトースティングから始まるJunior Murvinの「Police & Thieve」を披露。前半のオリジナルバージョンであるレゲエサウンドで始まり心地良く身体を揺らしたかと思うと、中盤からThe CLASHのカヴァーバージョンへの転換という憎い演出でフロアを沸かせた。ラストの「Break it down」を演奏後ステージを後にするが、会場のアンコールに応えて再び登場。
MCでTSUDAが「今日は本当にありがとうございました。ラストはNABEちゃんと一緒にこの曲を演ります」と再びステージへ3MMのNABEを呼び込み、NOSEとのツインボーカルでthe ‘toneの「This is a high」を披露。(3MMは、the ‘toneとのジャパンツアー経験有り)NABEのパンキッシュなステージングとNOSEのスカンキンな歌声により、まさに今回の企画を表すステージとなった。
最後はNABEとTSUDAがステージ上で笑顔で手を併せて、出演者・観客への感謝を改めて伝えて初めての共同企画ライブは大盛況で幕を閉じた。

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2019.12.26.Thu

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