【PICK UP】SKALAPPER インタビュー

2018.02.02.Fri

待望の新作「90 MILE」を3月21日にリリースするSKALAPPER。リリースを控え気合入りまくりのメンバーに色々聞いてみました!ギターのNONOは初インタビュー!!?? 明日3日(土)は石川・金沢科学技術専門学校 でライブなので北陸地方の方はぜひチェックしてください!

前作からメンバーチェンジがありましたが、改めて新メンバーの紹介をお願いします。

LEE(Vo/B)
前作から4人の脱退が有りまして…(泣)
新たにテナーサックスのSioco(シオコ)とトロンボーンのARARCHY(アラーキー)が加入しました。無事CDを出せてホッとしています(笑)

Sioco(T.Sax/Cho) SKALAPPERのアイドル担当、テナーサックスのSiocoです。
元々SKALAPPERのメンバーとは知り合いで、たびたび呑みに行ったりしていました。
その飲みの席でsaxを吹ける事が発覚し、その約半年後に加入、今に至ります。

ARARCHY(Trombone) のんびりマイペースなトロンボーン、ARARCHYです。
メンバーからはサイコパスと呼ばれています(笑)相反的なホーン隊の2人です

NONO(G) 二人ともスカパンクのホーンを吹くのは初めてだったんですが、バンドに対する気合いと情熱を感じてメンバーに誘いました。

LEE パンクバンドで女は…、と思う人もいるかもしれませんが、その辺の男バンドマンよりよっぽど気合も気持ちも有るのでぜひメンバーになってくれと口説きました。

アルバムのタイトル「90 MILE」の由来を教えてください。

NONO バンドとしては福井を拠点としてますが、SiocoとARARCHYは現在別の場所に住んでいるんです。

Sioco 出身は福井ですが、今は石川県に住んでいます。

ARARCHY 私は出身も在住も富山県です。「90 MILE」はkm単位に直すと「約145km」と、ちょうど富山から福井間の距離なんです。「今のメンバーがこの距離を何往復もして今の作品ができた」という意味でアルバムのタイトルとしました。

LEE 僕ら平日はそれぞれの仕事をしていて、毎週金曜日にスタジオに入って、そのまま土日の遠征に出発!みたいな生活をしてます。SiocoとARARCHYはライブの無い週も金曜日に約2時間かけてスタジオに来て、また2時間かけて戻る、って感じで、その間ずっとバンドのことを考えてるんですよ、あいつら(たぶん笑)。
そんなアツくてヤバイ生活(ある意味クレイジー)の中で生まれた作品なんで、今の僕たちを象徴するキーワードとして採用しました。

ジャケットデザインは、地元福井の風景、ライブハウスの写真を使用していますが、今作の内容と繋がってくるのでしょうか?

LEE ローカルで活動し、そこから発信しているバンドなので、普段から僕らが遊んだり過ごしたりしてる場所を入れたいな~と思って使いました。

NONO ジャケットには主催してるサーキットイベント「LOCAL SOUND CALLING」の会場となる福井駅前の風景を、インレイには自主企画「LOCAL SOUND BORDERLESS」でお世話になっているライブハウス、福井CHOPの写真を採用しました。この環境で生まれた感性が今作の楽曲に影響しているって意味もあります。

Sioco 4作目ができるまでの3年半、地元福井でたくさんのイベントを行なったので、その辺の色んな思いをこのアルバムに詰め込んでいます。

今までの作品とは曲調が変わったと思いますが、作曲やアルバム全体でコンセプトはありましたか?

LEE あんまり考えすぎず、シンプルな構成でメロディを前面に活かせる曲作りを意識しました。
俺は考えすぎるとあまり良くないという事を学習しました(笑)

NONO ボーカルやホーンのメロディなどは納得いくまで何パターンも作った中でベストなものをチョイスしました。
今までのSKALAPPERらしさを残しつつ、新たな一面を見てもらえる作品になったと思います。

ARARCHY アルバムに収録されている6曲目「Daybreak(夜明け)」に象徴されるようにSKALAPPERもメンバーチェンジが重なり大変な時期が続きました。このアルバムでSKALAPPERは新しくスタートするんだ、まだまだ止まらないぜ~!ということをスタジオで話しながら作り上げていきました。

Sioco 私の中のコンセプトは反撃です。曲調もそうですが、メンバーが前作から激しく変わり、本当にさまざまな局面に出会いました。それを乗り越え、ここからSKALAPPERが再スタートすると考えています。


歌詞の内容は、どのようなことを歌っていますか?

LEE 前作からの3年半の間で、僕らの人生に起こった事、考えた事、気づいた事などを書きました。コレを書こう!って気張って書くのは苦手なので、書き上げるのはものすごく遅いです(笑)
なかなか出来ないんでメンバーには迷惑かけました(笑)

ARARCHY 新しく何かを始める人、何かに一生懸命に取り組んでいる人に1人じゃないぜ~!安心しろよ~!と寄り添ってくれるものや、奮起させるものが今作は多いかなと思います。まるで私に向けられているような…笑

Sioco メンバーチェンジやメンバーの体調不良等で私たち自身くじけそうになることがありました。しかしその逆境に負けない強さや力、その中でも生み出せたものや気持ちが歌詞になって表現されていると思います。

レコーディングでのエピソードなどあれば教えてください。

LEE 名古屋のスタジオで録りました。仲の良いバンドからの紹介で、今回初めてお世話になるスタジオ、エンジニアさんだったのですが、とても良い環境で気持ちよくレコーディングできました。音を聴いてもらえればわかると思います。めっちゃ良いです。でも近くに美味しいお店を見つけることが出来なかったので、飯はコンビニが多くて…、正直テンション上げるの大変でした(泣)

Sioco メンバーのうち2人が初めてのレコーディングということもあり、紆余曲折、本当に苦労しました。しかし、細部にこだわってやり抜いたので本当に自信のある作品になりました。

NONO 僕個人的なことですが、スタジオにいろんな機材が揃ってたのでアンプなどを色々試しながら良いと思うものを借りていったら最終的にケーブル以外全部借り物になりました(笑)

ARARCHY アラーキーは常に食べてました。詳しくはPARKING LOT SOUNDSのHPにレコーディングレポが載っているのでそちらで確認してください~(笑)あと、福井で行なったプリプロの前日に前打上をしたのですが見事にLEEさんがプリプロに遅刻しました(笑) 呑みすぎはいかんですね~。

地元では、バンドの自主企画の他にサーキットイベント「LOCAL SOUND CALLING 」を毎年行なっています。
イベントの内容を教えてください。

NONO 福井駅前の複数会場を使って自由に行き来できるサーキット型のフェスです。
昨年は3会場でやりました。今まで福井にこういうイベントがなかったので「なければ作ろうぜ!」の精神で始めたイベントです。
通常の企画とは違ったフェスの形にする事で普段ライブハウスにこないようなお客さんにも遊びにきてもらって、
県内外にいろんなバンドがいる事を知ってもらえるきっかけになったんじゃないかなと思います。

Sioco 地元に住む人たちがもっと音楽で遊べる場所を作る!そんなイベントです。

ARARCHY 北陸にこれだけアツいラインナップが集まることも少ないのでめちゃくちゃ良いライブイベントやと思ってます。

LEE 福井ってあんまりフェスみたいなイベントが無いんです。特に僕らみたいな感じのバンドが出るイベントは。だから作ろうって事でやり始めました。半分は打上げの勢いで(笑)あと、僕ら主催で開催してはいますが、事前準備の段階から地元のバンドマンやハコのスタッフがボランティアで手伝ってくれて、イベント当日も出演していないバンドの子達まで機材搬入やお客さんの誘導、受付など色んな事をやってくれるんです。それに、地元の新聞社が取り上げてくれたり、ラジオで宣伝してくれたり、色んな協力で成り立ってるイベントなんです。僕的にはもはや北陸、福井の地元シーンで作り上げてるフェスやと思ってます。もちろん今年もやりまーす!
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リリース後はツアーを行いますが、ツアーを含めて今後バンドでやりたいこと、目指すことなどがあれば教えてください。

LEE いつもCDを出す時は自信満々で世に出すんですが、今作も相当自信が有ります。
ライブ栄えする曲が多いのでぜひライブハウスで体感して欲しいですね。でっかい声で歌えるパートも多いし、みんなで歌いたい!踊りたい!

NONO フェスや大きなイベントに出たいのは勿論、今まで行ったことのない土地にも行きたいです。あまり行けてない東北や九州などにもSKALAPPERのライブを見てもらえるよう、スケジュールを練っております。

ARARCHY Happy!!を届けるというSKALAPPERのスタンスを1人でも多くの人に届け、笑顔になってもらいたいですね。

Sioco 1人でも多く全国の人に知ってもらうのが今回のツアーの目的だと思っています。
この3年半の思いを出し切って走り抜けたいと思ってます。

最後にリスナーに一言お願いします。

NONO 今のSKALAPPERが濃縮された最高のアルバムです!ライブハウスで会いましょう!

Sioco SKALAPPERをこれから知るであろう人、もう知っている人、友人、仲間、とにかく全ての人に出会ってほしい作品です。

ARARCHY 吹いてても本当に良い曲が揃ってると実感できます。
私も色んな意味で泣きました(笑)(Day breakの背中を押してくれるようなホーンフレーズに個人練習中感動したり笑)
スカパンクなんだけどもオールマイティー。誰が聴いても楽しめること間違いないと思います、ぜひ楽しんで!

LEE みなさんスカパンクは好きですか?俺は大好きです。聴いてもらえればスカパンクを好きにする自信があるので、ぜひ聴いて、楽しんで、あなたの生活の一部にして欲しいです。SKA IS NOT DEADです。

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PARKING LOT SOUNDS限定カラビナ付きクージーセットも発売
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SKALAPPER LIVE SCHEDULE
2/3(土)石川・金沢科学技術専門学校 「KIST LIVE vol.39 」
2/10(土)静岡・浜松G-SIDE 「ROCKxOUT #69」
3/10(sat)八王子RIPS「未来は僕等の手の中」
3/25(日)東京・下北沢ReG & club251 「SKA STREET 2018」 -ReG 8th Anniversary-
INFO / https://skalapper.jimdo.com/

2018.02.02.Fri

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