【SKAViLLE JAPAN Special Feature vol.3 】THE REDEMPTION インタビュー

2023.09.12.Tue

SKAViLLE JAPAN2023 ~Club Citta’ 35th Anniversary Special~』の特集企画「Special Feature」のVol.3は、「THE REDEMPTION」! 「RYOMA」のソウルとともに新たなメンバーを迎え大きな一歩となる新作「STARTING OVER」を中心にインタビューしました!!

・フィジカル音源としては約6年ぶりとなりますが、リリースにあたっての心境を聞かせてください。
TSUDA (以下、T): 前回のエイベックスからもう6年経ってしまったかー。早いね〜。元々音源を出す意気込みではあったんだ。ずっとメンバーには話をしていたし。だけど途中トランペットのMaiちゃんの脱退や、Ryomaが逝ってしまったりで。今回の新作については、何とか早くRyomaが弾いたギターの音、コーラスの声をみんなに聴いてもらいたかったというのがメンバー一同、同じ気持ちだと思う。

NOSE(以下、N)Ryomaが遺してくれた最高の音に応えられるように、メンバー各々、レコーディングにもより一層チカラを込めて、最高に素晴らしい作品を完成する事ができたと思います

・前回のリリースから期間が空いた理由はありますか?
T: やはりコロナの影響はデカイよね。ライブが全くできなきくなってしまったし、スタジオ入るのも中々厳しいという時期もあったから。それともう一つはなかなかこのご時世でレーベルがリリースに前向きではなかったというのも事実だね。売れるバンドではないからねー、我々が。(苦笑) アルバム作れる位の曲はあるんだけどね。実際ライブでも何曲もやっているし。ただ、まだ固定のギタリストが見つかってないからなかなか進まないのが現状。

・コロナの影響も少なからずあったかと思いますが、コロナ以前、以後でバンドとしての活動や姿勢に変化はありましたか?
T: バンドとしての活動や姿勢に関しては特に変わってないよ。
コロナや、ワクチン、マスクに関しての考えなんかは個人個人違っていてライブやスタジオワーク時に意見が食い違ったりした事はあったけど。何が正しくて、何が間違いなんだか良くわからなかったけどね。実際。

N: コロナがまだ未知の時は、この先LIVEで演奏するにも方法手段をガラっと変えていかないといけない不安はありましたね。現在はだいぶ以前に近づいてきたというか、元の楽しみ方も少しずつはできるようになってきてる感はあります。でも、やはり元通りを目指すより、前よりこれからどう、うまく楽しむかを課題にしていかないといけないのを、皆んな肌で感じてますよね

・新たなメンバーのトロンボーン奏者が加入することになった経緯を教えてください。
T: 新しいメンバーはトロンボーンのNobbyちゃんといって、女性スカバンドEL CATのメンバーであり、また、売れっ子イラストレーターでもあります。才能の塊の人だね。

Nobbyちゃん加入の経緯は2022年の夏に長年一緒に活動を共にしてきたトランペットのMaiちゃんが脱退し、ムライアン1人になって、何回かライブしたものの限界があって、それでTHE REDEMPTIONのHORNS OF PEACE のジャケットや、インナーのデザインを手掛けてくれたNobbyちゃんにしばらくサポートメンバーとしてやってくれないか?ってお願いして、決まっていたライブを全てやってもらう事になった。ライブをやってみてNobbyちゃんがいる事でメンバーの意識が上がって、雰囲気も凄く良くなって、ライブももちろん楽しくて、本人もTHE REDEMPTION楽しいと言ってくれて。あまりにしっくりハマり過ぎてサポートメンバー以上な存在になってきてきたから、EL CATに支障がなければ是非メンバーになってもらえないかとお願いして、承諾してもらったという流れ。

・今回は新曲3曲を収録していますが、いつ頃からできていた曲ですか?
T: いつ頃だろ?かなり前からライブではやってたしね。今回の三曲の中では「Starting Over」が1番新しい位で2年前くらい。他の2曲はもっと前だね。
PARKING LOT SOUNDSからアメリカのTHE INEVITABLESとのスプリットが2021年に決まって「Starting Over」ができた。それで、レコーディングのついでにいつかリリースするであろう「Apologies」「Pressure」も録っちゃえってなったんだけど、時間無くて、ベーシックだけ録ったんだよね。Ryomaマコちゃんは2年前に完パケしてたわけです。だからRyomaが亡くなった今、彼がギターを弾き、彼が歌ってる曲だけで作品を作りたくて、残りの楽器とボーカル、コーラスをレコーディングしたんだ。

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・今作のタイトルは『Starting Over』で、新たな出発、再出発といった前向きなものですが、3曲の歌詞にRYOMAさん急逝の影響はあったのでしょうか?
N: 元々タイトル曲の「STARTING OVER」は当初コロナで全く動けない状況、また先程も言ったように、これからは本当に違ったアプローチで活動していかないといけないという不安を、なんとか払拭、克服する為に自身で鼓舞しようと書いたものでした。残念ながらRyomaとの悲しい別れを経て、今またまさにTHE REDEMPTIONは再出発というカタチになりましたが、この曲を聴いてくれた色んな境遇や逆境を強いられている方へ、少しでも新しい一歩のきっかけになれば嬉しいなと思います。

PRESSURE」と「APOLOGIES」も、Ryomaの悲しみから這い上がりたい気持ちから少し修正した箇所はあるものの、この曲達もずっと前からRyomaとも一緒に歌ってきたので、できるだけそのままで
ただ歌詞に込める気持ち、歌に込めた感情的なものの方に今までより変化が大きく現れている部分はあるかなと感じてます

・今作も70’sのニューウェイヴや2-TONE、パンクなどの影響を独自に昇華している印象ですが、それぞれの楽曲について簡単な解説をお願いします。
T: まず、「Apologies」はイギリスのTHE RUTSリスペクトな曲とでも言ったらいいか、レゲエとパンクロックの融合。UK限定の。と自分的には思って作った曲。

Pressure」はキーボードのKlutchyの作曲だけど、MASSIVE ATTACKCRASSにインスパイアされて出来た曲だと言ってたね。視点が凄いね。(笑)

Starting Over」は、MADNESSTHE JAMをミックスしちゃったよなイメージで書いた曲。いわゆるニューウェーブ期な曲と思ってるんだけど。(笑) THE REDEMPTION定番になりつつある曲です。最近のTHE REDEMPTIONは独特の暗さが売りだから。そういう意味でニューウェーブ。(笑) とは言えそこまで2TONE感もニューウェーブ感も全面に出てる訳じゃない。(笑) あくまで自分達の音として表現しております。

・後半3曲はKoji Shionoさんによるダブ・ミックスが収録されていますが、この構成にしようと思った理由を教えてください。
T: レゲエを取り入れている楽曲も沢山あるからね。僕らみたいな曲をレゲエの人目線でダブミックスしてもらったら面白いなと思って。前に出たアルバム’HORNS OF PEACE ‘のアナログ盤にシオシオにダブミックスしてもらったものも収録しているしね。また一歩深みに足を突っ込んでみたかったから。レゲエのバンド友達居ないし。(笑)
前にも言ったかもだけど、70年代後半イギリスでのパンクとレゲエのクロスオーバーが流行ってた感じに自分達を重ねたいと思って長年いろいろ試行錯誤してやってます。僕らなりの解釈だけど。

・新作を引っ提げて、2021年以来となるSKAVILLE JAPANへの出演も決定していますが、意気込みを聞かせてください。
T:Ryomaはステージにはいないけど龍馬の思いと一緒に今のTHE REDEMPTIONの曲を全力で演奏するよ。みんなに響いてくれたら嬉しいな。

N: 2021年の野音のステージからとはまた違った景色が見られると胸を踊らせてます。当日も自分達はもちろん、共演の方々の音でも心身ともに踊れるのを楽しみにしております。
そして、THE REDEMPTIONの新作もどうぞお手に取っていただきたいです!

・SKAVILL JAPANでの何か特別な思い出やエピソードなどがあれば教えてください。
T: 野音だけがスカヴィルじゃない!最初にTHE REDEMPTIONを呼んでもらったのはSKA IN THE WORLDから’ROUGH DANCE CONVENTION‘ をリリースした2013年の新木場コーストだけど、その時のリデンプのステージがめちゃくちゃ盛り上がってて、それが印象に残ってるね。あんなにいたお客さんどこいったの?(笑)後はオイスカのステージでオイタをした事かなー。(笑)

N: 個人的に自分は前回2021年の出演が、小さな頃からの夢、日比谷野音の初ステージでした。実は演奏一曲目から感情的になり、バレないようになんとかこっそり涙を堪えながら歌ったのを覚えています(笑)

・最後にファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
T: とにかく今まで応援してくれている全ての人達に感謝してる。来れなくなった人も沢山いるけど変わらず感謝してるよ。またいつか僕達が続けていたなら戻ってきて欲しいね。新しいTHE REDEMPTIONも応援してくれたら嬉しいです。

N: 心より楽しみなSKAViLLE JAPAN!そして今年はTHE REDEMPTION記念すべき15周年!!新体制にて全力で走り抜けますので、引き続き応援の程、宜しくお願い致します!!!

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■Artist : THE REDEMPTION
■Title : STARTING OVER
■Label : PARKING LOT SOUNDS
■cat no. : PLS-023
■barcode : 4997184179690
■定価 : 1,650円 (税込)
■発売日 : 2023年10月6日(金)
■仕様: CD
■収録曲数 : 全6曲
1. APOLOGIES
2. PRESSURE
3. STARTING OVER
4. APOLOGIES(DUB MIX)
5. PRESSURE(DUB MIX)
6. STARTING OVER(DUB MIX)
■ご予約はこちら/ https://shop.pls.tokyo/items/76862228

`PLS Web受注限定Tシャツセットも発売決定!!
嬉しい3色展開で受注販売する限定Tシャツセットは、9月21日受注〆切! お見逃しなく!!

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■商品名 : THE REDEMPTION CD+Tシャツセット
■Tシャツボディ: ユナイテッドアスレイ 5.6オンス ハイクオリティー Tシャツ
カラー: ブラック / バーガンディ / サンドベージュ
素材 : 綿100% / 5.6 oz
サイズ: S / M / L / XL
■定価 : 3,500円(税込)
■受注終了日 : 9月21日(木) 23:59 まで
■発売日 : 2023年10月6日(金)
■ご予約はこちら / https://shop.pls.tokyo/items/76862345
※画像はイメージです。実際の商品とは多少異なる場合がございます

(レコ発ライブも開催決定!!)

THE REDEMPTION presents
ROUGH DANCE CONVENTION vol.13 15th anniversary special
“STARTING OVER” Release party -Reminiscence of Ryoma-

2023年11月19日(日) @新代田FEVER
Open / Start 16:30 / 17:00
Ticket ad¥3,500 door 4,000 (共にドリンク別)

(BAND)
THE REDEMPTION
DOBERMAN
DUB 4 REASON 
ROLLINGS
RUDE BONES
U CAN’T SAY NO!

(DJ)
BOBO ( CLUB SKA / UP&UP)
HDK (SQUIRREL FOX / CRADLE TO GRAVE)

(Ticket)
イープラス : https://eplus.jp/sf/detail/3925640001-P0030001
各バンド予約

(Info)
FEVER 03-6304-7899

2023.09.12.Tue

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