【PICK UP】THE REDEMPTION 『Rough Dance Convention』イベントレポ

2021.09.05.Sun

The Redemptionの約1年半ぶりのライブとなった「Rough Dance Convention」が大盛況で終了!当日の熱いイベントレポが到着!! 6月にリリースしたスプリット7インチも残りわずかになりますので、お早めにチェックしてください!

THE REDEMPTIONが8月29日(日)に東京・下北沢ReGで有観客ワンマンライブ「ROUGH DANCE CONVENTION」を開催した。

今回は当初、6月25日(金)に「日本から海外へ」、そして「海外から日本へ」グッドミュージックを世界中へ発信するレーベル「PARKING LOT SOUNDS」の企画「PARKING LOT RENDEzVOUS」第5弾として発売された、THE REDEMPTION(以下RD)とUS スカ・パンクシーンのスーパーグループ「THE INEVITABLES」とのスプリット7インチシングルのリリースパーティとして、発売当日に予定していた同イベントの振替公演として、通常のライブに加え、自身初の有料配信ライブが開催された。
前売チケットが完売したフロアは、約1年半振りのライブを待ちわび、そして懐かしい顔との再会を喜ぶ観客達で開場と共に熱気が高まっていた。

新型コロナウイルス感染症対策を万全に行い、幕が開いたステージ。いつもの歓声とともにメンバーを迎える状況とは異なり、戸惑う雰囲気もあったフロアではあったが、Tsuda(Ba)の「皆さん拍手をお願いします」という掛け声と、メンバー全員での拍手をしながらの入場により、和やかな雰囲気となったところで、1曲目「BRING YOUR GUN」で約1年半振りのライブは始まった。歌い切ったNose(Vo)は「最高」と呟き、「ありがとうございます」と観客を前に感激をかみしめると、3rdアルバムから「RAISE A REVOLUTION」を歌い上げた。

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Noseが「1年半振りです。THE REDEMPTIONです」と挨拶をすると、Mai(Tp)から「嬉しい。泣きそう。」と、素直な気持ちがこぼれ、客席から暖かい拍手が溢れる。サビでメンバーと客席でピースサインを掲げる定番ナンバー「HORNS OF PEACE」、「SUNSHINE」と気持ちの良いレゲエナンバーに続き、CLUTCH(Key)のオルガンサウンドが冴える「RAT CITY」を披露した。

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Noseが「思うように音楽活動ができない中、メンバー全員で考えた結果、我々は新しい一歩を踏み出そうという結論になり、新しい曲を作り、そして今回スプリットの発売という挑戦をしました」という決意とともに、今回の企画でもあるスプリット7インチシングル収録曲「STARTING OVER」を初披露。MADNESSを思わせるイントロから始まる、最近のRDにはあまりなかった、これぞSKAな本作に対し、観客も手を挙げたり、身体を揺らしたり、思い思いのスタイルでメンバーに応える。新曲に続き、Makoto(Dr)の力強いドラムで始まる「PRESSURE」、MaiMuraian(Tb)のホーンフレーズが気持ちの良いダークなSKAナンバーの「APOLOGIES」といずれも新曲を続けて披露。ホーン隊のアンサンブルからも、いかにライブ活動自粛期間に丁寧にフレーズを作り、練習を積み重ねてきたかがうかがえる。

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中盤、Tsudaから「今回スプリットを出したVinnieとは96年にLESS THAN JAKEKEMURIとして出会ってから付き合いがとても長く、親日家の彼は、今フィギュア制作など多方面でクリエイターとして活躍しているんですよ。THE INEVITABLESが来日できたら、今日のイベントも2バンドで行いたかったんですけど」と残念な心境を打ち明けると、「今日は2バンドで一緒にステージで上がっている気持ちです。この気持ちを伝えるために、メンバーで練習してきました」とNoseの紹介とともに、今回のスプリット7インチシングルに収録したTHE INEVITABLESの「Mr.Bored to Death」のカバーを披露。当初の6月開催では恐らく聴くことはできなかったであろう、延期の嬉しい誤算となりフロアを沸かせた。

ここで一旦換気により中断した後、ライブはMuraianのゆったりとしたトロンボーンのメロディー、Maiのタンバリン、Noseのハーモニカ、Ryoma(Gt)のカッティングが気持ちの良いインストナンバー「AGAINST THE STREAM」で後半がスタートし、「TELL ME WHAT YOU SAY」、「SACRIFICE」を続けて披露。Noseから「今回スプリット7インチシングルの発売とイベントを企画してくださったPARKING LOT SOUNDS、会場の下北沢ReG、そしてKEMURIの皆さんへ本当感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます」と感謝を述べると、Tsudaが「多分、KEMURIのメンバーも見てくれてるんじゃないかな」と笑顔を浮かべる。なお、このとき配信ライブのコメント欄には、KEMURI田中‘T’幸彦(Gt)氏のコメントが出ており、メンバーとの良い関係性が垣間見えた。

Noseが会場の観客、そして配信ライブの視聴者への感謝を伝えると、サビでTsudaとRyomaの力強いシャウトが印象的な「BREAK IT DOWN」、「STARBOARD」、そしてNoseが「今日で良い再出発がきれました。また、いつかどこかで我々に会いに来てください。本当にありがとうございました。最後はみんなで一緒に」というと、ラストの「ALL TOGETHER」を演奏し、ステージを後にするが、会場の大きな拍手、そして配信ライブの視聴者からの多くのアンコールの書き込みに応えて再び登場。

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MCでTsudaが「なかなか我々ノンアルコールでライブをすることがなくて、今日はクリーンな状態でライブしています」と苦笑いをし、Noseが「いつもライブ前は願掛けで禁酒をするんですが、当初の6月が延期になって今日を迎えるにあたり、結果として人生初の4か月禁酒しました」と茶目っ気たっぷりにいうと、メンバー一同から緊張が途切れたかのような笑顔が出たところで、アンコール1曲目はMVのYouTube再生回数1.5万回超え、パンキッシュなサウンドの「WAKE UP !」。ステージ上のメンバーがジャンプをすると、会場では多くの観客が、その場で踊ったり、身体を揺らしたり、手をあげたりとボルテージが再び上がった中で、RDの前身となるREDEMPTION97からのライブでのキラーチューン「A Dance & A Beer」を披露。最後に、Noseの「本当今日は素晴らしい1日になりました。明日も良い1日になると良いと思います」と晴れた笑顔のMCに続き、ラストに選曲したのはNoseMaiのポジティブなコーラスで始まる「IT’S A FINE DAY」。まさに今回の企画を表すナンバーだ。

最後はメンバーの笑顔、そして何度もありがとうとステージ上からメンバーが感謝の言葉を伝え、約1年半振り、そして自身約3年振りのワンマンライブは大盛況に幕を閉じた。

Photo by サンジョウヤスタカ (Instagram:sanchamm/twitter:yaccham

【セットリスト】
M1. BRING YOUR GUN
M2. RAISE A REVOLUTION
M3. HORNS OF PEACE
M4. SUNSHINE
M5. RAT CITY
M6. STARTING OVER
M7. PRESSURE
M8. APOLOGIES
M9. Mr.Bored to Death (The Inevitables)
M10. AGAINST THE STREAM
M11. TELL ME WHAT YOU SAY
M12. SACRIFICE
M13. BREAK IT DOWN
M14. STARBOARD
M15. ALL TOGETHER

<ENCORE>
EN1. WAKE UP !
EN2. A Dance & A Beer
EN3. IT’S A FINE DAY


【ライブスケジュール】

2021年9月23日(祝・木)東京・日比谷野外音楽堂
「SKAViLLE JAPAN 2021」
2021年10月10日(日)東京・下北沢BASEMENT BAR

【関連リンク】
THE REDEMPTION Official Website
http://the-redemption.jp/

THE REDEMPTION Official YouTube Channel
https://www.youtube.com/channel/UCXE7FBKITjEcyGCwU-iDiZg/featured

THE REDEMPTION Twitter
https://twitter.com/redemption_jp

2021.09.05.Sun

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