【ライブレポート】PUNKSKARIOTFest Report

U CAN’T SAY NO!のaktk da ６６６氏、COQUETTISHのMAKOTO氏を中心に２０１３年より開催しているPUNKSKARIOTFest!今年もバラエティに富んだ出演者で開催されました!熱いイベントの模様をaktk da ６６６氏がReportしてくれました!

—世界で唯一のパンクスカフェス！

世界で唯一パンクスカに特化したフェスPUNKSKARIOTFest（以下、PSR）が今年も無事終了しました。
PSRを初めて知った方の為に、簡単にご説明を･･･。
MAKOTO君（COQUETTISH）と僕（aktk da ６６６／U CAN’T SAY NO!）の２人で２０１３年に立ち上げ、今年は幻ちゃん（MY SHOES MY CAP）も主催者として参加。毎年１回、全国からスカパンクバンドを集めてガチンコ勝負なライブを決行しております。
過去の出演バンドには、RED CLAW SCORPIONS、STEP BY STEP、希望、yellow gangらベテラン・中堅勢。名古屋からFIVE STATE DRIVE、BLACK INSISTENCE、大阪からBRAINWASH VICTIM、NO KIDDINGは熊本からの参戦など全国各地の猛者が集結。
更に昨年はbeat bahnhof、今年はTOTAL PONKOTSU SYSTEMとスカパンクの枠には捉われないがパンクアティテュードには拘ったチョイスとなっております。

—今年は故郷・西荻窪で新旧入り混じる！

３年目となる２０１６年は開催地を聖地・西荻に移しまして、心機一転？原点回帰？いや、実は元々予定していた日にZONE-Bを押さえ忘れていまして･･･。じゃあ西荻でどうだ！となった訳です。でも、結果的に西荻でやって良かったと思えるメンツでした。どのバンドも『どことなく西荻の匂い』を持っていて、TOTAL PONKOTSU SYSTEMのメンバーなんて西荻ド真ん中ですから！ベースのイカリヤ氏（勿論、ドリフリスペクト！）とドラムのジュンワン氏は元MOO-COWのメンバーです。ニシオギ通ならニヤリとしちゃいますよね？
そんなこんなで３年目のトップバッターは最近メキメキ頭角を現している３ピースパンクバンド、Sendoでした。非常にポップセンスに溢れ、しかし一筋縄では行かない曲展開とコーラスワークで毎年殺伐とした雰囲気のPSRと『今年は違うぞ』感をバッシバシ出してくれました。ライブもガンガンやっているので、是非チェックして下さい。
そんな温かい空気を更に熱くさせたのがS.S. to You!です。実は僕、ライブを観たことないどころか、どんなサウンドなのかも当日まで知りませんでした（笑）。「とにかく好きなものをゴチャ混ぜにして煮込んでみました、お口に合うかわかりませんが、どうぞ！」的、シェフの気まぐれ的なサウンドは、チープなんだけど実はテクニックもあって、明らかにお客さんが「いいもの見つけた！」って空気になってました。僕も一発で好きになりました。

・S.S. to You!

続いて大阪のBRAINWASH VICTIMの登場。日本で唯一のCRACK ROCK STEADY BANDとして海外でも認知されつつある彼ら。１回目のPSRがデビューライブで、主催バンド以外では唯一の３年連続出場で今年も殺人ギターを爆音で鳴り響かせました。CHOKING VICTIMのカバー（というかコピー？）もプレイし、PSRには欠かせない存在を改めてアピールすると共に、バンドとしての成長もしっかり見せてくれました。
４番目、ど真ん中でどっぷりDubなサウンドをブチ撒いたのはTOTAL PONKOTSU SYSTEM。この日はDub Mixセットで超ヤバイ！ライブでした。サウンドそのものはDubなんだけど、明らかにパンクアティテュードが溢れちゃってて、僕は彼らのサウンドを勝手にパンカダヴ（PUNK’A’DUB）と命名しました！ビールでも呑みながら揺る～く身体を揺らしていると、本当に気持ちいい。そんな素敵なバンドです。

—パンクスカのアティテュードとは？

さて、ここから主催の３バンド･･･当然、『負けられない闘い』となってきます。先陣を切るのはパンクスカ・ダークヒーローCOQUETTISH。アルバムリリースから１年経ち、収録曲たちもしっかりライブに定着し、まさに貫禄のショウ！

・COQUETTISH

続くMY SHOES MY CAPはノンストップで一気に駆け抜ける！怒涛の２０曲！（位やってたと思う）気合入りすぎ！主催バンドはやはり説得力がある。『これがオレたちのスタイル』というのを見せ付ける。ジャンルではなく姿勢。つまりそれこそがパンクスカ･イズムなのかも知れない。
最後に僕が所属するU CAN’T SAY NO!が僭越ながらトリを取らせて頂きました。実は僕ら新しいメンバーが加入して初ライブでした。１８年目にしてツインボーカルになりました。男女ツインボーカル！でもやることは変わってません（笑）評判も上々で、ダブルアンコールまで頂いて、嬉しい限りです。

—オリジナリティーの追求を

スカイベントは数あれど、そのどれにも属さないのがPSRです。出演をオファーするバンドも、主催者側もオリジナリティーとパンクアティテュードを最優先として、新旧問わず、『こいつら出たら面白そう！』という部分が全てです。世界中でひとつだけでもこういうスカイベントがあってもいいんじゃないかな？そして、その火を絶やさぬよう続けて行きたいと思っています。更に来年は東京以外での開催も目論んでいます。面白そう！と思ったら、来年は是非ライブハウスへ脚を運んで下さい。

From aktk da ６６６ (PUNKSKARIOTFest主催／U CAN’T SAY NO!)

・U CAN’T SAY NO!