【PICK UP】MATT YONKER ( LESS THAN JAKE)インタビュー

2020.12.24.Thu

ビルボードチャートに各部門ランクインし、大絶賛発売中のニューアルバム「Silver Linings」。そして30日に日本限定スプリット7インチをリリースする『Less Than Jake』。今作は『Teen Idols』、『The Queers』などのポップパンクバンドのドラマーとして活躍し、長年LTJのツアーマネージャーも務めていたMatt Yonkerが加入しての初の作品。「HARD NOISE mag」に掲載されたMattのインタビューが到着!興味深い内容となっているので、ぜひチェックしてください!

-長い間、ポップパンク界で有名な人達と関係を築いてきているので、たくさんの面白いエピソードを持っているんじゃないですか?
それはもうありすぎるよ。 Teen IdolsNOFXとツアーしたんだけど、俺たちにとって初めての大規模なアメリカツアーで、それまで中堅クラスのバンドとツアーしたことはあったけど、そのツアーはNo Use For A NameNOFXとのツアーで、とにかく毎晩刺激的でやばかったよ。ある晩、ノースキャロライナの会場でいろんな事が起きて、何人かの連中が外にでて来いって言ったんだ。案の定、俺たちが帰る用意をしてる時にNo Use For A Nameのメンバーが走ってきて叫んだんだよ「Teen Idols! 喧嘩だ!」って。
慌てて外に出たら、30人ぐらいで乱闘していた。NOFXNo Use For A Nameのクルーがさっきの連中と喧嘩してたんだ。結局俺たちは全員捕まって、Teen Idolsのフィリップとヘザーは凶器(ビール瓶)を所持した暴行として起訴されて、全員が刑務所行きになった。俺たちを保釈するためにFat Mikeが来なきゃいけなくて、大きな訴訟問題になっちゃったんだ。俺たちはFat Wreckと契約したばかりで、レーベルが弁護士代も全部払ってくれた。裁判では負けて、結局のところ80,000ドルの負債を抱えて俺たちはキャリアをスタートさせるはめになったのさ。

-あああ!その時代が懐かしいよ!最近ではPupKnuckle PuckIron Chicといったバンドのようにポップパンクがもっと落ち着いた方向性に変わってきているような気がするんですが。そっちの方向に押されているように感じていますか?
特にその方向に押されているかどうかはわからないけど、こういう事はサイクルで動いていくよね。楽しい歌の時代があって、何かが起こって、真面目な歌を作る時代になる。でも今はもっと真面目で堅い感じになってきているよね。プロムの事を歌ってるバンドがめちゃくちゃたくさんいた時もあったけど、それは今はもうないからね。

-ポップパンクとスカの心地良いエネルギーは、今の世界の最悪な状態にどのように働きかける事ができると思いますか?
ウイルスが蔓延していても、そのエネルギーは大歓迎だよね。突然、俺たちはすべてのことを止めるように言われて、演奏したいという気持ちさえもしばらくなくなった。すごく落ち込んでたけど、1ヶ月後にドラムキットの後ろに座って、ただ早いパンクの曲を叩き始めたら、信じられないくらい気分が良くなった。 今、Green Day から The McCrackensまでといった、古いポップパンクのレコードをかけるのが自分の中で流行っていて、その音楽に合わせてドラムを叩くと、楽しいし、今のこの深刻な状況から頭を離してくれる。楽しい事をして気持ちを軽くしようとしているんだ。それが必要なんだよね。


・LTJの長いキャリアの背後にあるものは何だと思いますから?

まず、バンドの中核にいる人たちだね。たくさんの他のバンドとは姿勢が違う。もっと兄弟みたいな感じっていうのかな。彼らは本当に信頼できるんだよ。バンドで強制されていると感じることがあるけど、LTJではそれはまったくない。新しいアルバムでも新しい事をしようとしたしね。

-メンバーが変わった事で新しい方向性になったりはしていますか?
音楽的にはLess Than Jakeのままだよ。歌詞はテーマの面で少し違うかもしれない。このアルバムでは俺たち全員で歌詞を書いたんだ。もちろん中には一人だけで書いた曲もあるけど、共同制作のレコードなんだよ。歌詞は一つのテーマだけを歌っているとも限らない。でも完全にLTJのアルバムだよ。

-新しいアルバムは最高ですね。このパンデミックの影響下で追加されたチャレンジはありますか?
このレコードはパンデミックの前に作ったんだ。去年の11月にゲインズビルでレコーディングして、5月にLagwagonとのツアーが決まっていたから春にリリースする予定だった。そしたらすべてが止まってしまって、ツアーもお蔵入りになって。じゃあ夏に出そうかって話してたけど、状況は変わらなかった。今年中にリリースしなきゃいけなかったから12月11日にリリースが決まったんだよ。

-今年このアルバムのリリース以外で、Less Than Jakeとあなた自身は他に何か予定がありますか?
12月11日に「Latenight With Less Than Jake」という配信ライブを行ったよ。普通のライブショーとは違うんだ。LTJのライブセットもあるけど、他にもいろんなサプライズがあって、誰でも楽しめたと思うし、LTJのファンだったらものすごく楽しんでくれたと思うよ。それ以外はすべてまだ保留のままだね。ホームショーとライブ配信はするつもりだから、楽しみにしていて。

-ほかにお勧めのバンドはいますか?
いくつかいるよ。だいたいすべてのThe Dopaminesのレコーディングをしているんだけど、彼らの新しいデモはめちゃくちゃ良かったよ。あと、The Bad Signsっていうガレージでトリッピーな音のバンドも良いね。それ以外は昔のものを聴いているね。

HARD NOISE MAGAZINE / https://noise.thehardtimes.net/

【LESS THAN JAKE新作情報】

■Artist : LESS THAN JAKE
■Title : Silver Linings
■Label : PARKING LOT SOUNDS
■cat no. : PLS-013
■barcode : 4997184125505
■定価 : 2,200円(本体価格)+税
■発売日 : 2020年12月11日(金)
■仕様: CD ALBUM
■収録曲数 :
1. The High Cost of Low Living
2. Lie To Me
3. Keep on Chasing
4. Anytime and Anywhere
5. The Test
6. Dear Me
7. Monkey Wrench Myself
8. King of Downside
9. Lost at Home
10. Move
11. Bill
12. So Much Less
 詳細はこちら / https://shop.pls.tokyo/items/34726197

(スプリット7インチシングル)

■Label : PARKING LOT SOUNDS
■Artist : LESS THAN JAKE : THE SENSATIONS
■Title : PARKING LOT RENDEzVOUS Vol.4
■cat no. : PLS-014
■定価 : 1,500円(本体価格)+税
■発売日 : 2020年12月25日(金)
■仕様: 日本限定7インチシングル
■収録曲:
A-SIDE LESS THAN JAKE / Dear Me
AA-SIDE THE SENSATIONS / 1. Still 2. Greedy
ご予約はこちら / https://shop.pls.tokyo/items/34728569

2020.12.24.Thu

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