【PICK UP】THE AGGROLITES ニューアルバム「REGGAE NOW!」ライナーノート!

2019.05.23.Thu

“feel-good music”(気持ちの良い音楽)をテーマにシンプルに表現したニューアルバム。UKのレゲエアイコン!Don Lettsや2トーン レジェンド!The SpecialsのLynval Goldingも絶賛する中、前作をリリース後に活動休止など様々な苦難がありました。今作をリリースするまでのストーリーを含めた、大変興味深いライナーノートがPirates Press Recordsより到着!内容なので、こちらを読んで、ぜひ新作をチェックしてください!

2002年、ボーカルのJesse Wagner(以下、Wagner)とオルガン奏者のRoger Rivas(以下、Rivas)は、それぞれがやっていたバンドを辞めてすぐにダーティーレゲエバンド、The Aggrolitesを結成した。キングストンとモータウンが均等に混じりあったそのサウンドは、各地のヘビー音楽リスナーを惹きつけ、新(Tim Armstrong)、旧(Phyllis Dillon、Derrick Morgan)のレジェンド達とコラボレーションをしてきた事は有名な話である。1年の内250日はライブを行い、その間に5枚のフルアルバムをリリースし、ロサンジェルス出身のこのバンドはそれからの10年間、ツアーとレコーディングに明け暮れた。一時、The Aggrolitesのライブは、どこに居ても見れたような気がしたし、彼らのツアーバンのオドメータ(走行距離計)が実際にそうだったという事を証明できるだろう。

そして予期せぬ活動休止…The Aggrolitesは特にキツかった2011年にリリースしたアルバムの「Rugged Road」Tour(皮肉にも「険しい道」というツアータイトル)の後に長い冬眠に入ってしまい、ダーティーレゲエシーンは突然、その引率者を失ってしまったのである。 「たぶん燃え尽きちゃったんだよね」ボーカルのWagnerは回想する。「レコーディングする気持ちも失せて、プライベートでやらなければならない事もあって、全員がそれぞれの時間を持つことが必要になったんだ」

もちろん、良いバンドをそのまま放っておく事はできない。彼らは長い休みに入っていても、毎年数回のライブを行い、個々のメンバーは他のクリエイティブな物への探求をやめなかった。 Rivasは彼のレコーディングスタジオと複数の新しいバンドを始め、WagnerはThe SlackersのVic Ruggieroとプレイし始め、ベースのJeff Roffredo(以下、Roffredo)は元Dropkick MurphysのギターのMarc Orrellと共にWild Rosesというバンドを結成した。活動休止中もファンからのサポートは揺るぎなく、彼らが2015年に“Aggro Reggae Party”、 “Help Man”、 “Western Taipan” という3曲をレコーディングするために活動を再開した時、ファンはやっぱり彼らの音は健在で未だに最高だということを再認識させられた。

「その頃のオレ達はそれぞれの人生で時間に追われていたけど、The Aggrolitesを続けていくために無理にでも何かしなければならなかったんだ」とWagnerは語る、「幸運でありがたい事にそれを形にする事が出来た、オレ達は絶対に諦めなかったからね」

この2015年の1回きりのレコーディングセッションが火種となり、後に彼らの6枚目のフルアルバムそして新しいレーベル“Pirates Press Records”からの最初のリリース、「REGGAE NOW! 」が制作された。このアルバムは2018年を通して曲を作りレコーディングし、Wagnerとバンドメンバーの、Rivas、Roffredo、ドラマーのAlex McKenzie、そして新しいギタリストのRicky Chaconによって、代表的なサウンドを再確立された。2015年にレコーディングされた3曲の再録の他さらに11のオリジナル曲を追加し、ファンにはたまらない昔のままのAggro ソングを聴かせてくれる。

「等身大のままでいたかった」とWagnerは言う、「2009年のアルバム“ IV ”を誇りには思っているけど、あのアルバムはそれまでとはちょっと違った方向性だった事はわかっている。今回は自然にしようと決めた、シンプルな2コードのレゲエで。“feel-good music”(気持ちの良い音楽)。みんながオレ達の何が好きかを分かっているからこそオレ達らしくしようって思ったんだ」

The Aggrolitesをクリエイティブな状態で団結させるまでに約10年もの年月がかかったのに比べ、実際のレコーディングはほんの短い間で行われた。2018年の初頭、バンドはREGGAE NOW!の 全てのベーシックなリズムトラックをたった1日で仕上げた。

「モータウンのFunk Brothersや1960年代ジャマイカのThe Hippy Boysの様に、昔ながらのやり方で自然にレコーディングしたかったんだ」とWagnerが話す。「あの空気感とエネルギー、スタジオに入ってそのエネルギーを自然に出す。ガレージバンドでやっているティーンエイジャーに戻ったみたいな気分だったよ、それがこのアルバムにはつまっている」

Wagnerはバンドが“feel-good music(気持ちの良い音楽)”を作ろうと努めている事を何回も強調する。そしてこのアルバムは、その良いバイブスの証となるだろう。 “Love Me Tonight” はなめらかなボーカルのハーモニーを聴かせる美しいラブソング、ファンキーな “Jack Pot” はクラブに繰り出そうとしている時のサウンドトラックや試合の入場ソングに使える様な曲、 かつて住んでいたマンションのセキュリティー“ratboy” にWagnerは散々困らせられて、その事を面白可笑しく書いた“Why You Rat” はグルービかつ笑わせてくれる曲だ。

「オレ達の歌詞はずっと陽気でリスナーを笑顔にしたり踊らせたりしてきた、そのビンテージレトロなフィーリングを心に持ち続けている」とWagnerは言う。「それがThe Aggrolites なんだ。スキンヘッドレゲエの素晴らしいところはサウンドが美しいだけでなく、同時に驚きも与えられるミュージックという事なんだよ」

「彼らの曲は、初期のジャマイカンミュージックで聴くことができる、人と人の間に起こるケミストリーを完璧なまでに表している。このバンドの昔ながらのアナログなサウンドは、俺が小さい頃から慣れ親しんできた音楽のスピリットを掴みきっている」とイギリスのレゲエアイコン、Don Lettsは話す。

「The Aggrolites はさらに正しい方向に正しいタイミングでその羽を伸ばしたね」2トーンレジェンド、The Specialsのボーカル・ギターのLynval Goldingは続ける、「これこそがまさにその1枚だ!」

約20年もの間自由に過ごしてきたThe Aggrolites は期限を気にせずに「REGGAE NOW!」を制作した。アルバムが完成したと思ったとき、遠方のレコードレーベルを探す必要はなかった、ベイエリアのPirates Press Records が彼らのレーベルのトップリストに入っていたからだ。

「Pirates Press Recordsのオーナー、SKIPPYは17歳の頃からの知り合いでWagnerは言う、「何年もの間、彼がどう成長して、どんな風に人から信頼を受けているか見てきている、彼はThe Aggrolites の名前とイメージを託すのに充分信頼できる人の一人なんだよ」

「REGGAE NOW!」のリリースと共に、The Aggrolitesはこの夏、6年ぶりにアメリカツアーを行う。バンドは、またこのグルーブに戻れる事に興奮しているとWagnerは言う。「オレ達はレゲエに対して情熱的で、オレ達のバンドに対して情熱的で、これを辞める事これから先もないと思う」そして最後にこう締めくくった「今オレ達の関係は良好で、だからアルバムタイトルを「REGGAE NOW!」 にした、なぜならこのアルバムが今のオレ達を表しているからね」

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